設計監理案件紹介:サービス付き高齢者向け住宅『ココファンガーデン新潟亀田』

今回ご紹介するのは「ココファンガーデン新潟亀田 」です。「ケアファーム」の考え方をもとにした農園と福祉が共生したサービス付き高齢者向け住宅です。

【外観(航空写真)】

ケアファームは、農園や花園との触れ合いにより、認知症や精神障がいの緩和にも効果があるとされ、2000年頃からヨーロッパを中心に急速に発展しています。
「ココファンガーデン新潟亀田 」では、併設された農園(ファーム)、花園(ガーデン)、テラスを地域に開放し、入居者と共に世代を超えた地域の方々が交流を楽しめる場を提供しています。

【外観(航空写真)】

ガーデンでは、さまざまな花や植物、どんぐりの木等のある散歩道を整備しており、日常の中で感じられる四季の移ろいや、植物の成長、景色を眺めたり、触れたりと、高齢者の方でもスムーズに散策できるバリアフリーになっています。

【花園(ガーデン)】

農園では種まきから水やり、収穫まで参加することが可能です。体を動かしたり、土に触れたり、作物を育てる役割を持ったりと、暮らしの質向上に大きく貢献します。
愛情込めて収穫した作物は、併設された食堂にて日々のお食事として提供され、自分で育てた野菜を味わう楽しみも感じていただけます。

【食堂エリア】

サービス付き高齢者向け住宅には全50室の住戸、1人部屋(Aタイプ18㎡~、Bタイプ25㎡~)、と2人部屋(Cタイプ36㎡~)の住戸が存在します。
窓から農園(ファーム)を一望できるお部屋や、花園(ガーデン)と繋がったテラスのあるお部屋もあり、自然豊かな場所で高齢期の暮らしを楽しんでいただけます。

【居室例】

「ココファンガーデン新潟亀田 」は、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を実現した建物になっています。
省エネの設備機器を導入し、エネルギーの消費量をゼロにすること目指した建物で、CO2削減、カーボンニュートラル、SDGsへの参加、ESG投資を実現し、環境に配慮した高齢者住宅となっています。

【外観】

【担当者より】
ココファンガーデン新潟亀田は農園と花園を併設した日本初のサービス付き高齢者向け住宅のケアファームです。
ケアファームを通して、この場所が地域交流の場や、世代を超えたコミュニケーションの場であったり、農作業や食の楽しみを知り、四季の移ろいとともに生きがいを感じることができるといった、これからの高齢者施設の新しいモデルになると考えています。

【物件概要】
名  称:ココファンガーデン新潟亀田
所 在 地:新潟県新潟市
構造規模:木造 地上2階建
延床面積:2,063㎡
工事種別:新築
業務内容:設計
竣  工:2022年6月
用  途:サービス付き高齢者向け住宅

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